長編劇映画
『山歌(サンカ)』

共に、生きろ。

山歌

かつて日本の山々に実在した放浪民・サンカ。
財産も戸籍も持たず、ときに蔑まれ、
ときに自然の恵みを一身にあびた。
混乱の今、これまでを問い、これからを作る
わたちたちの物語。

笹谷遼平長編劇映画初監督作品。

かつて日本の山々に実在した流浪の民・山窩(サンカ)を題材に、孤独な少年とサンカの一家の交流を描く。
高度経済成長期の1965年。東京で暮らす中学生の則夫は、受験勉強のため田舎の祖母の家へやって来る。ある日彼は、山から山へと旅を続けるサンカの家族と出会う。一方的な価値観を押し付けられることに生きづらさを感じていた則夫は、社会に縛られず自然と共生する彼らの姿にひかれていく。
杉田雷麟が映画初主演を果たし、心優しいサンカの娘ハナを小向なる、ハナの父・省三を渋川清彦が演じる。
第18回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞受賞
大阪アジアン映画祭2022 JAPAN CUTS AWARD 受賞

 長編記録映画
『馬ありて』

この列島で、
馬と生きる。

馬も人間も、連綿と続く自然の一部

北海道帯広市、むかわ町穂別、岩手県遠野市を舞台に、馬と人間の生活を追っ記録映画。
マイナス25度の北海道の地で何百キロの重りとソリを引く「ばんえい競馬」と呼ばれるレースに挑戦する馬と馬飼い、車が入れないような山中で伐採した木材を馬を使って運び出す「馬搬」の職人、馬の売買で生計を立てる「馬喰(ばくろう)」、そして馬と人間の娘の悲恋を描いた伝説として今なお語り継がれる「オシラサマ」の伝説など、約1800年前からはじまったとされる馬と人間の関わり、その歴史を背景にした馬と人間の現在の姿、密接な関係をモノクロの映像でつづっていく。

PAGE TOP