かつて日本の山々に実在した流浪の民・山窩(サンカ)を題材に、孤独な少年とサンカの一家の交流を描く。
高度経済成長期の1965年。東京で暮らす中学生の則夫は、受験勉強のため田舎の祖母の家へやって来る。ある日彼は、山から山へと旅を続けるサンカの家族と出会う。一方的な価値観を押し付けられることに生きづらさを感じていた則夫は、社会に縛られず自然と共生する彼らの姿にひかれていく。
杉田雷麟が映画初主演を果たし、心優しいサンカの娘ハナを小向なる、ハナの父・省三を渋川清彦が演じる。
第18回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞受賞
大阪アジアン映画祭2022 JAPAN CUTS AWARD 受賞