美にむかって

六字映画機構では
主に工芸品の写真撮影も承っています。
「映画機構」なのに写真?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、映画を撮ることと
写真を撮ることには
美しさを伝えるという共通点があります。

確かな技術

わたしたちには、
長年にわたり工芸品を撮影し続けてきました。
その間に思い続けたことは、
世の写真が被写体の美しさよりも、
それをとり囲む雰囲気を
重要視しているのではないかという疑問でした。
わたしたちは、
手に取った時の感触を頼りに
写真が、工芸品の存在感に
いかにに近づくことができるかという課題に
常に取り組んでいます。

笹谷遼平が携わった撮影
□岩立フォークテキスタイルミュージアム(展覧会ポスター、チラシ、展覧会記録撮影)
「シリアと周辺国の衣装」 (2021年4月1日 – 7月10日)
「カンタ—母からの贈り物」(2021年7月29日 – 12月11日)
「世界の原始布」(2019年11月28日 – 2020年3月14日)
「インドネシア 僻地の手仕事 – スマトラ島、ティモール島など」(2019年8月1日 – 11月9日)
「生命の樹をめぐる」(2019年4月11日 – 7月13日)
「キリム – アフガニスタンの普段使いの敷物」(2018年11月29日 – 2019年3月16日)
「アフリカの藍、日本の藍 – 大胆さと繊細の対比」(2018年8月2日 – 11月10日)
「インド 木版更紗 – 村々で出会った文様の原形」(2018年4月5日 – 7月14日)
「衣の原点 – 南太平洋諸島の樹皮布、編布など」(2017年11月30日 -2018年3月17日)
「高地に暮らす人々の毛織物 – 中国(イ族)、チベット、ブータン、インド北部」(2017年8月3日 -11月11日 )
「白の刺子 カンタ – ベンガルでの出会い」(2017年4月6日 – 7月15日)
「煌めく刺繍布 フルカリ — 針で綴る華やかな世界」(2016年12月1日 – 2017年3月18日)
「アンデスの織物と中南米の衣装 -古代から現代」(2016年8月4日 – 11月12日 )
「母がつくった子供服 -インドから日本まで」(2016年4月7日 – 7月16日)
「インド北部の毛織り物 -ヒマラヤ山麓、山の民の巻衣装」(2015年12月3日 – 2016年3月19日)
「華やかな刺繍布 スザニ -中央アジアの服装」(2015年8月6日 – 11月14日)
「白の世界 -インド、アフリカ、アフガニスタン、日本の衣装」(2015年4月16日 – 7月18日)
「インド北東部の特異な服装 -ナガランド州、アルナーチャル プラデーシュ州」(2015年1月8日 – 3月28日)
「日本の衣 -原始布や野良着の美しさ」(2014年5月8日 – 8月16日)
「中国 少数民族のデザイン -永遠に続く新しさ」(2014年1月9日 – 4月19日)
「豊かなインドの針仕事 -村の女性の縫い、刺繍、アップリケ」(2013年9月5日 – 12月21日)
「アフリカの衣装 -大胆なデザインと繊細な手仕事」(2013年5月2日 – 8月17日)
「柚木沙弥郎の世界 -染色・版画・ガラス絵・絵本など」(2013年1月10日 – 4月13日)
「ウールの衣装 -アルバニア、ルーマニア、インド北部、その他」(2012年9月6日 – 12月22日)
「一枚布を纏う -インド各地より」(2012年5月17日 – 8月18日)
「インドネシアとフィリピン -島々の魅力」(2012年2月9日 – 5月5日)
「パッチワークとアップリケ -輝く色の重なり」(2011年10月13日 – 2012年1月21日)
「少数民族の藍 -中国西南部とタイ北部」(2011年3月17日 – 6月18日)
「縞と格子 -織から生まれた直線のデザイン」(2010年11月18日 – 2011年2月19日)

□冊子「正藍型染師 田中昭夫の染め布」(2017年)

□笹谷遼平が写真撮影協力としてかかわった書籍
『村田コレクション受贈記念 西洋工芸の美』 (発行:日本民藝館、撮影:山澤千春、2023年)
『祈りの造形 日本民藝館所蔵・厨子甕』(発行:日本民藝館、撮影:杉野孝典、2020年)
『民藝の日本 柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する』(発行:筑摩書房、監修:日本民藝館、撮影:杉野孝典、2017年)
『ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子』(発行:長野県信濃美術館、撮影:杉野孝典 アドフォート・トリム、2017年)
『鈴木照雄作陶集』 (発行:鈴木照雄作陶集刊行会、撮影:杉野孝典、2015年)

※写真について(上から 緑釉面取香炉 瀬戸 19世紀 / 鉄絵雲鶴文行灯皿 瀬戸 19世紀 / 染付割筆文猪口 伊万里 18世紀、いずれも個人蔵)
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